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客先常駐という働き方

「客先常駐で働いています!」「クライアント先で働いています!」こんな言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。弊社グループ入社後、最初のキャリアとしてはほとんどの方が「客先常駐」という働き方でお仕事をすることとなります。こちらの記事では「客先常駐」のメリット・留意点について解説します。

客先常駐は、勤務体系の1種です。ITエンジニアに対して使われることが多い言葉ではありますが、フリーランス(個人事業主)であっても、契約社員であっても、働く場所がクライアント先であれば客先常駐ですし、大手企業の社員でも客先常駐している方は大勢います。

 

パッと理解ができない方は、コンサルティング会社をイメージするとわかりやすいかもしれません。コンサルタントの仕事はクライアントの課題を解決することで、実際にそのクライアントの会社に毎日出社してクライアントと一緒に仕事を進めて行きます。こちらも「客先常駐」という働き方の1つです。

 

クライアント先で就業、つまり勤務地がお客様先なら「客先常駐」という勤務体系で働いているということになります。多くのスキルを持つ人と一緒に仕事ができる、自分の成長に繋がるなど、客先常駐には多くのメリットがあります。是非最後までご覧ください!

リモートで客先常駐するプロジェクトも増えています!

 

 
 

客先常駐という働き方

最初に、客先常駐について解説します。日本の多くの企業は、「こんなシステムを作ろう!」という場合に、大手のSIer(エスアイヤー。日立製作所、日本電気(NEC)、富士通などのITニーズをとりまとめワンストップでシステムを用意してくれる会社)に委託をすることが多いです。システムを内製化している企業は日本ではごく一部ですので、SIerに依頼が集結します。ここで活躍するのが、私たち「客先常駐」のエンジニアなのです。SIerに常に十分な人数のエンジニアが待機しているわけではなく、プロジェクト毎に様々な会社からSIerにエンジニアが集まりシステムを作り上げて行きます。フリューゲルの場合は、弊社の正社員として常駐しますが、プロジェクトにはフリーランス(個人事業主)の方や様々な雇用形態の方がいる場合もあります。
 
 
既に先輩が参画しているプロジェクトに入ることもあれば、フリューゲルからは1人で入る場合もあります。
出社などの働き方に関しては、フル出社、半分リモート、完全リモートの3パターンがあり、リモート時は自宅のネット環境を整える必要があります。また、勤務時の服装について、フリューゲルのクライアントは大手企業がほとんどでスーツの場合が多いですが、私服推奨の現場もあったりと様々です。

 

 

客先常駐のメリット

様々な業種の案件や、大手企業の案件に関われる!

私たちの日常を考えてみても、ITシステムを使用している企業がほとんどです。使用したクレジットカードの明細を確認するアプリやウェブサービス、電車に乗るときにICカードをタッチする媒体、自宅で使っている家電のIoTシステム、飲食店でオーダーをするとホールのスタッフさんからキッチンへ自動で注文が飛んだりと・・・ITを使っていない業種はない!と言ってしまっても良いくらいです。そのため、様々な業種のシステムの設計、開発に関わることができます。
また、普段では採用に有名大学の学歴や高い経験値を求められる大手企業にも、転職や採用のハードルを取り除き「客先常駐エンジニア」として働くことができるメリットがあります。様々な企業や分野の大きなプロジェクトに参画するチャンスを得ることができます。

 

 

自社以外の多くのエンジニアと関われ、様々な人のスキルを学べる!

プロジェクトごとに様々な企業や部署、担当者と関わるため、多種多様な人から指示を受けたり、関わることが可能です。業界的に有名な人と一緒に仕事ができる場合もあり、それぞれの考えに触れることで様々な考えを持つことができます。自社開発の会社で仕事していると、3年・5年、場合によっては10年以上同じ先輩の下で働くことになります。客先常駐で働く場合、一般的には半年〜1年、長くても3年程度の現場がほとんどなので、色々な現場を渡り歩くことになります。(同じ現場でメンバーが変わらずプロジェクトだけ変わるということもあります)また、人間関係の構築を何度も挑戦できることも自分自身の大きな成長に繋がる為、大きなメリットと考えられます。

 

 

残業少なめ

必ずしもそうでない場合もありますが、客先常駐で働く場合、多くの場合で契約が時間計算になっていることが多いです。つまり、残業があればあるだけクライアントに超過料金が掛かる契約になっていることが多いので、極端な残業を求められにくい面があります。実際に、炎上しているプロジェクトにおいても客先常駐で来ているエンジニアは早めに業務を終了し、残りはクライアント先の正社員だけで何とかするというシーンも見受けられます。

 

 

スキルアップに制限がなく、個々のチカラを得ることができる!

世の中には数え切れない程のプロジェクトが常に走っています。自分が経験を積み評価もされている場合、そのプロジェクトを継続するも良し。次のステップに進むべくにこれまでの経験を生かしてレベルアップしたプロジェクトに参画するのも良し。どんどん自分のレベルを上げて行くことができます。システムの監視・サポートという仕事から始まり、運用・保守業務から、徐々に上流工程の構築業務、設計業務、企画・提案へと色々なプロジェクトでスキルを学び実践しながら行える仕事の範囲を増やすことが可能です。
自社開発の場合、先輩のスキルも上がっていかない限り上が詰まってしまいいつまでも同じ仕事を継続するリスクがあります。一方、客先常駐であれば先述したとおりどんどん次に進むことができます。もちろん、自分自身の経験とスキル次第ではあるので努力は必要です。また、その努力は自分自身のチカラとなるので、成長を感じることができるでしょう。
フリューゲルでは、何でも手を挙げて意見をする事ができる環境があります。スキルアップしたい、次のプロジェクトではこんな経験をしてみたい、などの要望も大歓迎。そのためにどういうキャリアを積んでいく必要があるか一緒に考えさせていただきます。

 

 

昇給について

客先常駐の会社によって評価基準は様々ですが、フリューゲルではプロジェクトのレベルによって昇給を行っています。自分自身のスキルを付けて成長し、レベルの高いプロジェクトで活躍すればするほど、お給料も上がる仕組みを整えています。
 

 

 

客先常駐の留意点と必要なこと

自身のキャリアの方向性を定める必要あり!

客先常駐は様々な経験が出来る、ということを裏返すと、一貫してひとつのスキルを磨き続けるということではない、とも言えます。最初のうちはいくつかの現場を経験して、自分に合う合わないを見極めてください。そこで自分の強みや得意な分野を理解し、自分自身をプロデュースし、キャリアの方向性を定めていく必要があります。フリューゲルでは、意見は何でも手を挙げられる環境を整えています。最初から絶対、という約束はできませんが、エンジニアの皆さんの希望に合ったプロジェクトを見つけられるよう最大限努力しています。ご自身で決めることが難しい場合、キャリアについての相談も大歓迎です。入社後の3ヶ月間の研修が終わった後も、エンジニアの皆さんのサポートはもちろん継続。困ったことや相談したいことがある場合は、いつでも気軽に連絡して下さい!現在、受託開発や社内開発で活躍ができるフィールドや、エンジニアの次のキャリアとしてコンサルタントして活躍できるフィールドも整備しています。

 

 

クライアントのお作法にいち早く対応すること

客先常駐で働く場合の最大の留意点は、ホウレンソウ(報告・連絡・相談)などのレポートラインの確認や細かな現場のルールを遵守することです。ステークホルダーやプロジェクトの全体像を理解し、よしなに立ち回ることも重要です。自社開発であれば、レポートラインは常に同じ上司で、ルールもほぼ変わらず身体に染みつくものですが、客先常駐の場合、そのプロジェクトや現場の状況ごとに、毎回毎回レポートラインが変わりますし、何をやってよくて何が悪いのか、その順番はどうでなければならないのか、という細則が全く異なります。このような「クライアントのご作法」を早めにキャッチアップする姿勢が求められます。前のプロジェクトはこうだった、私はこの方法でやりたい、などと考えてしまう方は向かないかもしれません。(プロジェクトの立ち上げフェーズや、業務改善など業務フローを提案するプロジェクトの場合などを除きます)

 

 

コミュニケーション能力は必須

客先常駐のメリットとして「人間関係の構築を何度も挑戦できること」と先述しましたが、人間関係構築はコミュニケーション能力が必要でありこのような動きが向かない方もいるとは思います。クライアント先のお作法などわからないことはうまく聞き出し、自分のこれまでの経験で業務で活かせるところはどんどん発揮して仕事を進めたりとうまく立ち回ることが必要となります。
言い換えると、システムエンジニアとしてのスキル以外に、企業の歴史、文化、仕組みのキャッチアップも重要ということです。各社の文化・業務の流れを把握できる能力を身に着けることで、様々な局面で必要な調整の際も先読みが出来るようになります。各社の内部事情を押さえた経験により、スムーズな業務進行が自然と出来るようになるでしょう。

 

 
 

客先常駐まとめ

客先常駐についてご理解いただけましたでしょうか。メリットがあれば、もちろんデメリットもあります。IT需要がどんどん増えて行く日本でニーズの絶えない客先常駐エンジニアですが、留意点を理解して自分の向き不向きを判断、また、自分自身を理解してプロデュース・キャリアデザインをし成長して行く必要があります。エンジニアとしての市場価値を高め、ご自身の望む理想のキャリアを歩んで行きましょう!

 

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